ハナミズキ(花水木)
別 名:アメリカヤマボウシ、アメリカハナミズキ
英 名:Flowering dogwood
花言葉:返礼
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北アメリカ原産のハナミズキが日本に普及したのは大正時代以降であり、その縁起に関する話題は乏しい。
花、新緑、実、紅葉のどれもが美しいため、女の子の成長を願って植樹するなど、記念樹として使われることが多い。
なお、ハナミズキを植える方角は、「南西、北西、北、北東、東が吉」と幅広いが、花つきを良くするため、敷地に応じて日当たりのよい場所を選ぶ。
ハナミズキとは・・・
・北アメリカを原産とするミズキ科の落葉広葉樹で、日本に渡来したのは大正4年。日本から送ったサクラのお礼にワシントンからこの木が送られた。ただし戦時中は「敵国の木」として虐げられ、アメリカから送られた原木は東京都立園芸高校に残るのみ。
・日当たりが良く、やや湿気のある土地を好み、乾燥と西日を嫌う。成長速度は緩やか。
・庭木の中ではもっとも紅葉の時期が早い部類に入る。
・赤花、白花が数多く流通しているが、赤花は白花に比べて性質が弱く、成長もやや遅い。記念樹として植える場合、枯れないよう管理する必要がある。
・英名の「dog wood」は、ハナミズキの樹皮を煎じたものが、犬の皮膚病やノミ退治に使われ、犬を飼うのに役立つ木とされていることから。なお、キリスト処刑用の十字架にハナミズキが使われたという説もある。
・ハナミズキは成長するにつれて枝葉が横に広がり邪魔になりがちであるが、「ホワイトラブ」という品種は横に広がりにくく、花も大きいので人気がある。ホワイトラブは白花であるため、日当たりが良ければ西か北西に植えたい。