庭木で開運TOPページ > ナンテンの剪定
ナンテンの剪定方法
・自然樹形を楽しむのが基本で、若木の段階では剪定する必要はありません。しかし、次第に株元から発生する枝数が増えて雑然としたり、上へ上へと背丈ばかりが伸びてバランスが悪くなってきます。また、株が増えすぎると花つきも悪くなってきますので、剪定の必要性が出てきます。
・剪定は木バサミあるいはノコギリで行います。たいていは小指程度の太さの幹ですので、木バサミで剪定できますが、株全体を切り戻すような場合は、ノコギリを使用します。刈り込みバサミや剪定バサミは使いません。
ナンテンの剪定時期
・細かな剪定は適宜行っても生育を大きく阻害するようなことはありませんが、全体の樹高を抑えるために、切り戻すような剪定は、必ず6月に行います。
剪定のコツ
・どこで切っても大きな問題はありませんが、見た目を考えるなら、枝葉が出ている分かれ目で剪定します。時折、葉をハサミで刻んでいる御宅も見かけます。好みにもよりますが、たいていは不自然な仕上がりになりますので、邪魔な葉は切り刻まず、付け根から切り除きます。
・樹高を抑える場合、切った後に発生する新芽が成長した段階で適度な高さになるよう、剪定の際は、目的よりやや低い位置で切り戻します。
・その年に実がなった幹は、今後3年ほど実がなりませんので、地際で切り取ります。
・株を整理する場合、残す枝の本数は奇数(3、5、7・・)にするのが一般的です。これは竹などにも通じますが、偶数にすると左右対象になるなどして人工的な仕上がりになるからです。