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プリペットの剪定

プリペットの手入れ

プリペットとは  

 セイヨウイボタノキとも言われます。モクセイ科の常緑広葉樹で原産地は中国です。寒い地方では半常緑(冬場は葉が落ちる)となりますが、関東以南なら問題ありません。ただし、日陰ではやや寂しく、間延びした枝ぶりになります。「シルバープリペット」などの斑入りの品種も含め、急速に普及しています。

プリペット ほったらかし

放っておくと

 個人的な感覚では近年、歩道にはみ出している植木のナンバーワンがこのプリペットだと思います(写真はシルバープリペット)。成長が早く作業が追いつかないこともあるでしょう。放っておけば樹高2m×横幅2m以上にまで成長します。

手早く庭の目隠しをしたい方にはおススメですが、こまめな手入れができない方には向いていません。

 

プリペットの剪定時期

 5~9月頃まで酷暑を除けば、いつでも剪定できます、というか剪定すべきです。印象は薄いですが、5~6月にかけて独特の芳香がある花が咲きますので、花を観賞したい方は花を終えたら、剪定しましょう。

 

剪定のイメージ  

 放置すると、「寝起きのボサボサ頭」のようになります。人工的な形(四角、丸、楕円)に剪定するのが簡単です。

 

プリペットの剪定方法

 他の庭木では自然樹形を推奨している私ですが、とかくこのプリペットは、自然樹形を維持するのが大変です。上下に絡み合うように徒長枝が発生し、思うようにまとまりません。また、妙に曲がった枝が数多く発生するのも剪定のイメージをつかみにくくさせる要因です。

 

 不本意ですが結局のところ、刈り込みバサミの使用をおススメします。プリペットはどこで剪定してもすぐに密生するので、好きな位置で切って構いません。

 

 葉がない「棒状」になっても、上記の時期であれば復活します。しかし、刈り込みバサミによる剪定だけを何年も繰り返していると、内部に枝が混み合って病害虫を招きますので、2~3年に一度は内部の枝(外形の四角や丸を作るのに貢献していない内部の枝)を取り除きましょう。

 

 プリペットに対して批判的な文体?になってしまった気もしますが、自分で庭木の手入れをするのが好きな方には向いている木です。剪定に失敗したなぁと思ってもすぐに復活してくれますし、密度の高い枝葉は目隠しとしても重宝します。

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