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アジサイの剪定

アジサイの剪定

アジサイとは 

 梅雨の風物詩であるアジサイは、玄関まわりがよく似合います。

 別名「七変化」とも言われるアジサイですが、花の色は薄い青紫を中心として、土壌の酸性が強ければ青系に、アルカリ性が強ければ赤系に傾くとされています。花の色が移ろうことから、かつては主人の浮気を心配してアジサイを敬遠する家もあったそうです。

 アジサイの仲間では、ガクアジサイが有名ですが、本来はガクアジサイの方が原種です。また、最近よく目にするカシワバアジサイは、セイヨウアジサイを改良したもので、セイヨウアジサイ自体は、ガクアジサイがイギリスなどで品種改良されて逆輸入されたものです。

 花の美しさばかりが話題になるアジサイですが、地方によっては葉や花を薬用とします。

放っておくと

 アジサイは低木ですが、品種によっては高さ2m×横幅2m程度の大きな株になります。一般家庭のスペースでは手に負えなくなりますので定期的な剪定が必須です。マメな手入れができない方には、セイヨウアジサイやアマチャがお勧めです。

 

アジサイの剪定時期

 花が終わった直後(6月頃)か、落葉期(冬期)が適期です。

 

剪定のイメージ  

 自然樹形は半円(お椀型)ですので、これに準じます。

 

アジサイの剪定方法  

 アジサイは剪定のタイミングが難しい庭木です。

 アジサイも他の多くの花木同様、今年伸びた枝の先端に翌年の花芽をつけますが、その時期は9月頃と遅めです。よって花の終わった7月以降から開花までは原則として枝先を切ってはいけません。しかし、これを堅く守っていると、あっという間に株が巨大化し、庭をアジサイに占拠されることとなりますので、ケース別に二つの方法を説明します。

①株を小さくする必要がないとき(現状維持)

 花が終わったらすぐに、葉を2~4枚程度つけて花殻を切り除きます。

②株を小さくしたいとき

 落葉期に古い枝を株元で切り除きます。3年以上花を咲かせたような古い枝は、今後の開花が期待できませんので、若い枝に更新します。太くて長いものから順番に間引き、ほどよい樹形になったら切るのを止めます。あまりにも邪魔な場合、すべての枝を元で切っても再生可能です。

 

アジサイの花が咲かないとき

 アジサイは水好きで、乾燥を嫌います。根元に強い西日があたらないよう、土を追加したり、落ち葉を敷き詰めるなどして湿度を高めれば、調子が戻ります。

 

アジサイの葉の色が悪いとき

 アジサイの葉が黄色くなるのは多くの場合、水のやり過ぎです。鉄分やマンガンなど微量要素と呼ばれるものが欠乏しています。地植えの場合は植え付け前に堆肥や腐葉土を入れておけば問題ありません。鉢植えの場合は即効性のある液肥を使用して栄養状態を改善する必要があります。

 また、ハダニの仕業で葉が黄色くなることもあります。葉の裏に赤くて小さな虫がいればハダニです。薬剤を使用して除去します。

 葉が黄色ではなく、焼けたようになる場合は、日照時間に問題があります。西日の強いところや一日中陽が当たるような場所はアジサイの居場所としては不向きですので植え替えをしましょう。

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