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人気のシンボルツリー

シンボルツリー人気ランキング

 

 1 シマトネリコ

 2 ヤマボウシ

 3 オリーブ

 4 ハナミズキ

 5 ジューンベリー

 6 カツラ

 7 ヒメシャラ

 8 アオダモ

 9 ゲッケイジュ

10 エゴノキ

 

(圏外)

ライラック、ミモザアカシア、ハンカチノキ、スモークツリー

 ※人気ランキングは、筆者が犬の散歩がてらに調べた結果であり、ほぼ適当です。また、クロマツやラカンマキといった重厚な樹種は、ここでいう「シンボルツリー」とは感覚が異なります(主木、正真木、門かぶり)ので除外しています。

シンボルツリーという言葉は、日本庭園の教科書には出てきません。「造園」というより「ガーデニング」の素人さん向けの分かりやすい用語で、なんとなく意味は通じますが、ここでは、「玄関付近で一番目立つ木」とでもしておきます。

 

シンボルツリーという概念がもてはやされる背景には、広い庭にあれこれ植えるのが難しくなった、維持管理にお金をかけたくないので、一点集中であとは芝生だけ・・・という事情があるのでしょう。

 

人気ランキングにあるシンボルツリーについて、そのメリット、デメリットを考えたいと思います。

第1位 シマトネリコ

    モクセイ科/常緑高木

    別名:タイワンシオジ 

葉っぱが生い茂るのは嫌だけど、落葉すると目隠しにならないので困る・・そういった現代人のジレンマにバランスよく対応しているのが人気の秘訣でしょう。シマトネリコは断トツのナンバーワンです。

 

【メリット】

・風にそよぐ姿が涼しげで、観葉植物っぽい。

・葉の緑色が濃すぎず、常緑樹のわりに鬱蒼とした感じがない。

・初夏に咲く白い花も涼しげな雰囲気を作る。

・葉と葉が擦り合わさる音がおもしろい。

・半日陰までなら生育可能。

【デメリット】

・冬に寒風があたるところでは、葉が落ちたり、枯れたりする。暖かいところ生まれなので、関東地方が北限かも。

・意外に成長が早いので、定期的に剪定する必要がある。しかし剪定にはややセンスが必要で、適当に切るとゴツゴツした木になる。

・そこらじゅうに植えてあるので、オリジナリティがない。

 

第2位 ヤマボウシ

    ミズキ科/落葉高木

    別名:ヤマグルマ

少し前まではこちらが断トツの人気でした。季節によっていろいろな表情を見せるのが魅力です。似たような時期に似たような花を咲かせるハナミズキと比べられることが多い木ですが、ヤマボウシの方が存在感は控えめです。ヤマボウシは落葉しますが、常緑のヤマボウシもあります。

 

【メリット】

・春にはライトグリーンの新緑、夏には花と実、秋になれば紅葉を楽しめる。

・実を食べることができる。

・基本的には病害虫に強い。

【デメリット】

・下手に剪定すると形がおかしくなりやすい。

・日当たりが悪いと花も実も紅葉もいま一つで、「ただの木」に。

・まれに、「すす病」や「うどんこ病」が発生する。

 

第3位 オリーブ

    モクセイ科/常緑高木

    別名:オレイフ 

 

平和の象徴だからか、玄関先にオリーブという家も多いですね。「あまり大きくならないので管理しやすい」とする本もありますが、土地に馴染めばスクスク成長するというのが私の実感です。

 

【メリット】

・葉の大きさ、形状が独特で、在来種にはない異国の雰囲気が出る。

・一緒に別の品種を植えれば、実の収穫も楽しめる。

・柔らかな剪定をすれば、涼しげな雰囲気が出せる。

 

【デメリット】

・地中海生まれで日照を好むので、日陰は不向き。

・根張りが浅く、支柱がないと倒れやすい。

・葉の雰囲気や色合いが独特であるため、他の庭木と馴染みにくい。

・環境に合うと大きくなりすぎる。剪定するとゴツゴツする。

 

第4位 ハナミズキ

    ミズキ科/落葉高木

    アメリカヤマボウシ 

 

【メリット】

・花、実、紅葉が楽しめる。

・成長が緩やかで、形も自然に整う。

・大きく育てれば見応えがある。

 

【デメリット】

・枝が横に広がりやすく、スペースが必要。下手に剪定すると徒長枝が増えてゴツゴツした形になりやすい。

・花が上向きに咲くため、木が高くなると観賞しづらくなる。

・日陰では花つきが悪い。

・「うどんこ病」や「すす病」にかかかることもあるので、消毒が必要。

 

 

第5位 ジューンベリー

    バラ科/落葉高木

    別名:アメリカザイフリボク

【メリット】

・花、実、紅葉を楽しめる。

・実をジャムや果実酒、ジュースとして利用できる。

 

【デメリット】

・花が風雨に弱く、鑑賞できる期間が短い。

・強い西日が苦手

・アブラムシやカイガラムシが発生することもある。

 


第6位 カツラ

    カツラ科/落葉高木

    別名:コウノキ、オカズラ

【メリット】

・葉の形がハート型で縁起がよい。黄葉もきれい。

・別名(コウノキ=香の木)のとおり、新緑や紅葉の時期には甘い香りが漂う。

・放っておいても形が整う。

 

【デメリット】

・枝先を切ると不自然な形になり、どんどん形が崩れていく。 

・幹が一本しかない場合、大きなスペースに植えないと格好がつかない。(株立ちがおすすめ)

・完全な日陰では生育が不良。 

 

  

第7位 シャラとヒメシャラ

    ツバキ科/落葉高木

    別名:ナツツバキ、ヤマチシャ

【メリット】

・主張しすぎない花が奥ゆかしい。

・幹肌が美しい。

・成長が遅く、自然な樹形が美しい。

 

【デメリット】

・まれに「チャドクガ」や「イラガ」といった害虫が発生する。

・乾燥に弱く、アスファルトやコンクリートの照り返しがあると、枯れ込みやすい。

・素人では剪定が難しい。下手な剪定では見苦しくなる。 

 

 

第8位 アオダモ

    モクセイ科/落葉高木

    別名:コバノトネリコ、アオタゴ

【メリット】

・自然な樹形、新緑の美しさが非常にさわやか。

・雌木であれば特徴的な実を楽しめる。

・成長が遅い。

 

【デメリット】

・形のいい株立ちは、結構なお値段がする。

・日陰、乾燥が苦手で生育不良となる。

・剪定しないと枝葉が重くなり、見苦しい。

 

 

第9位 ゲッケイジュ

    クスノキ科/常緑高木

    別名:ローリエ、ローレア

【メリット】

・葉をスパイスとして使用できる。

・クスノキの仲間であり、虫がつきにくい。

・人気ランキングの中では価格が安い。

・成長が早く、刈り込みにも強いため、トピアリー(動物やキャラクターの形)にも使用できる。

 

【デメリット】

・日向では成長し過ぎて剪定が大変。切りすぎると形が乱れる。

・日陰では、すす病にかかりやすい。

 

第10位 エゴノキ

     エゴノキ科/落葉高木

     別名:エゴ、チシャノキ

 【メリット】

・新緑と黄葉が美しい。

・病害虫に比較的強い。

・花が下向きに付くので、観賞しやすい。

 

【デメリット】

・広いスペースがないと、本来の風合いが楽しめない。

・まれに病害虫の被害を受ける。

 

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