ツバキ(椿)
別 名:ヤブツバキ、ヤマツバキ、耐冬花(タイトウカ)、マンダラ
英 名:Camellia
花言葉:赤い花=謙虚な美徳、白い花=至上の愛らしさ
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①東、東南、南、西に植えるのが吉。
②東南に植えれば兄弟が立身出世する。
古事記や日本書紀にも登場するツバキは、神聖で繁栄を象徴する木、また、魔除けの力を持つ木とされる。真冬でも濃い緑の葉を付けていることから、不屈の生命力を示すとして縁起が良いとされている。(強い葉の木でツバキという説もあるほど。他にも、葉が年中ツヤツヤの「艶葉木」という説、「厚い葉の木=厚葉木」が転化したという説も)
また、ツバキは長寿を祝う木としても知られ、101歳と120歳の慶寿は「椿寿(ちんじゅ)」と言われる。
一方、花が丸ごと落ちる様子(「落椿(おちつばき)」)が、打ち首を連想させ縁起が悪いという説も有名であるが、これはサザンカを売り出そうとしたときに、ツバキの人気にケチをつけようとして生産者が流布したものとされている。
ツバキとは・・・
・日本、中国及び東南アジアを原産とするツバキ科常緑広葉樹の総称。海辺の丘陵地に自生することが多い。
・2~5月に赤あるいは白の花を咲かせる。
・日陰に強く、成長は遅い。
・芽を出す力は強く、刈り込みに耐えが、刈り込み過ぎて根元に日が当たるようになると、葉の色が変色(緑が薄くなる)したり、葉の数が減ったりする。
・ヤブツバキの大きな種子からは、調髪用の油(椿油)がとれることでも有名。
・都市部に植えると、毒毛針を持つ害虫「チャドクガ」が付き物であり、定期的な消毒やマメな観察が欠かせない。