スギ(杉)
別 名:スギノキ、マキ、オモテスギ、ヨシノスギ
英 名:Japanese cedar
花言葉:雄大、堅固
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杉は南に植えるのが吉。
スギという名前は「まっすぐ」な木という意味の「直木(すき)」から来ているという説もあるように、幹が直立するため、まっすぐな子が育つようにとの願いを込めて植えられることもある。(「すくすく育つ木」がスギの語源という説もある。)
風水では南に大きな木を植えないことになっているため、「台杉」という仕立て方にしてコンパクトに管理するのがよい。
屋久島の縄文杉で知られるように、スギは他の木に比べて寿命が長く、神話の世界では重要な役割を果たす「神聖な木」、「崇高な木」、「幸運の木」とされ、多くの神社に植栽されている。
スギとは・・・
・本州から九州までの山地に生えるスギ科スギ属の常緑針葉樹。マツやヒノキと並んで日本を代表する針葉樹であり、軽量で強固な材は優良な建築材となることで知られる。
・日光街道や箱根の街路樹が有名だが、スギは日本の針葉樹として最も高くなる樹種で、木の下が鬱蒼としやすいため他の地域では余り使われない。なお、日本で最も背の高いスギは秋田県にあり、その高さは58mにのぼる。
・花粉症のイメージが強いため近年では敬遠される木だが、仕立て方によっては味わい深いものがある。日本海側に多い変種のアシウスギは、「台杉」あるいは「北台杉」と呼んで、古くから日本庭園に使われてきた。
・アシウスギは幹から萌芽しやすく仕立てやすい。また、降雪で枝が折れずに着地した部分から発根するという特徴を持つ。太平洋側に多い一般的な杉を「オモテスギ」、日本海側に多いアシウスギを「ウラスギ」と呼ぶことがある。
・杉の種類は他に、テナガザルの腕のような枝を持つ「エンコウスギ」や葉が螺旋状に発生する「ヨレスギ」などがある。