サルスベリ(百日紅)
別 名:ヒャクジッコウ、シビ、サルナメリ
英 名:crape myrtle
花言葉:雄弁
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サルスベリは、漢字名の由来になっているとおり、夏に「百日」もの間、花を咲かせ、病害虫にも比較的強い木として、その生命力が讃えられ、家庭では玄関近くに植栽されることが多い。
しかし、寺社に植栽されていることが多いため忌み嫌われ、縁起の悪い凶木とされることもある。
サルスベリとは・・・
・中国南部を原産とするミソハギ科サルスベリ属の落葉広葉樹。7月から10月にかけて赤、白、ピンク、紫の花を咲かせる。
・日当たりの良い乾燥地を好み、成長は早い。萌芽力があり、強い剪定にも耐えるが、花を楽しむなら剪定は落葉期に行う。
・花木は一般的に花の直後に剪定するが、サルスベリは花の直後に切ると、切り口から勢いのよい土用芽が伸び、形がまとまらなくなる。
・猿も滑るくらいに幹がツルツルであることから命名されたが、実際は枝につかまれば人間でも登ることができる。似たような幹を持つ樹木にナツツバキがあり、園芸初心者は混同しやすい。
・葉に白い粉をかけたような病気(=うどん粉病)になることが多い。症状が出た場合、病気の葉は早期に取り除く。なお、うどん粉病に対する耐性があるヤクシマサルスベリやシマサルスベリがあり、これを原種とした「ディアパープル」、「ディアルージュ」など美しい花を咲かせる品種が出回っている。