クコ(枸杞)
別 名:スミグスリ
英 名:Chinese matrimony vine
花言葉:お互いに忘れよう
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クコは枸杞茶、枸杞酒でお馴染みのとおり、中国及び日本において昔から不老長生の源、強壮薬として利用された薬木であり、大変に縁起が良い。かつては一大ブームを巻き起こし、自生のクコが消えかけたほど。
自宅の庭に植えているという方は少ないだろうが、いろいろな風水師がおすすめする庭木である。
クコにはトゲがあり、トゲがある木全般を凶とする説もあるが、ヒイラギ、ナツメなどトゲがあっても吉とされる木も多い。
クコを植える方角は東、東南、南西が吉。
家の東に植えると兄弟が立身出世するという。
クコとは・・・
・中国及び日本を原産とするナス科クコ属の半落葉低木。日向の砂地を好むが丈夫な木で育てやすく、あまり土質は選ばない。
・樹高は1m~4m程度にとどまるが、枝が不揃いで乱れやすく、形は整えにくい。ただし、剪定にはよく耐えるため、生垣などに利用できる。
・クコは庭木よりも漢方薬として知られ、株全体が薬用になる。花は「長生薬」、根の皮は結核等の解熱剤に使う「地骨皮」、乾燥させた実は「枸杞子(または木蜜」、葉(及び茎)は「枸杞茶」と呼ばれる。特にクコの実は酒、ドライフルーツ、薬膳等に使われ、その効果は様々に喧伝されている(「美肌効果がある」、「老化を防ぐ」、「血圧を下げる」、「一定の抗ガン作用がある」、!?などなど)。また、若芽は天ぷらやおひたし、混ぜご飯として利用できる。
・夏から秋にかけて淡い紫色の花が断続的に咲き、ナス科であることがよく分かる。