カヤ (榧)
別 名:カヤノキ、ホンガヤ
英 名:torreya
花言葉:努力
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「瑞祥の木」とされ大変に縁起が良く、いわゆる鎮守の森にも見られる。
樹齢が長く現存する巨木も多いことから、カヤをめぐる縁起については数多くの伝説がある。
また、カヤの実を縁起が良いもの、あるいは厄除けとして、正月飾りに用いる地方もある。
カヤとは・・・
・宮城県以南に分布するイチイ科の常緑針葉樹
・耐陰性があり大気汚染にも比較的強いため、都心部の植栽にも使用できる。成長は遅いが大木となる。
・剪定で形を作るのは難しいが枝を切り詰めて円筒形にすることが多い。しかしカヤの葉は先端が尖っていてチクチクするため剪定しづらい。植木屋泣かせの木である。
・種子からは食用及び灯火用の油が採取でき、材には特有の香りと艶があり、高級材として仏像、そろばん玉、碁盤に使われる。そして葉は蚊遣り(蚊を追い払うために葉をいぶす。カヤという名前の由来にもなっている)に使われるなど、実用的な木であるため、かつては農家の庭先に植えられることが多かった。
・雌の木になる実の種は、乾燥後に炒めて食べるとおいしい。実を鳴らせるには放任して育てる必要があるため、一般家庭では難しい。
・あまり目立たないが5月ごろに米粒のような花を咲かせる。