エノキ(榎)
別 名:エノミノキ
英 名:Japanese hackberry
花言葉:協力、共存
人名や地名にも使われることの多い「榎」だが、古くから「エンノキ(縁の木)」あるいは悪い関係を断ち切ることを意味する「縁退き」として、縁起が良い木とした。
江戸時代には松とともに街道の一里塚に、目印として植栽されることが多く、現在でもその名残の巨木を見ることができる。
エノキとは・・・
・ニレ科の落葉広葉樹。近縁のケヤキと同様に逆三角形の雄大な樹形となる。一般家庭の庭木としては他とのバランスが難しく、盆栽として楽しむのが無難。
・成長が早い上に、種による繁殖力も高く、「野良エノキ」も見られる。
・秋に熟す直径ミリほどの実は、甘みがあって食用となり、メジロなどの野鳥が好んで食べる。また、エノキの葉は国蝶「オオムラサキ」の餌になり、これを保護するため植栽されることがある。
・エノキという名前の由来には「枝の多い木」、「柄の木」(材が農具の柄に使われた)、「燃えの木」(生木でもよく燃えることから)・・・と諸説ある。