ヤマモモ (山桃)
別 名:ヤマモ、ヤママノキ、シブキ、楊梅
英 名:Chinese Bay Berry
花言葉:教訓、一途
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ヤマモモを植える方角は東が吉。
よく「実がなる庭木は縁起が悪い」と言われる。ヤマモモも雌の木には実がなる。しかし、ほとんどの木は実が成るのであって、直径何センチからとか、食用かどうかなどをはっきりさせる必要がある。
ちなみに「ヤマモモは枝葉がよく茂るので一家の繁栄を象徴し、縁起が良い」という説もある。
ヤマモモとは・・・
・関東地方南部以西の暖地に自生するヤマモモ科の常緑広葉樹。これが自生する土地はかつて海であったことを示し、ヤマモモは「標識木」とされる。
・初夏にできる赤い実は甘味があって生食やジャムに使われる。ただし、あまり日持ちがしないため、流通が難しく、果樹として大々的に普及するには至っていない。なお、雌雄異株であるためメスの木を植えなければ実は望めない。
・日当たりと湿気を好むが、土質は選ばず、荒れた地に植栽する庭木として優れている。ただし、幼木のうちは日陰を好む。
・乾燥や潮風には強いが、寒さには弱いため東北地方での庭植えは難しい。
・葉が密生するため、目隠しや西日よけ、風よけに適している。大木となるため公園、マンション、オフィスビル等の植栽に使われることが多い。
・芽を出す力が強く、強い刈り込みに耐えるが、ヤマモモは枝先に結実するため、実を楽しむなら無闇に枝先を切ってはいけない。剪定に適した時期は3月から4月中旬頃となるが、年一回の手入れでは枝葉が繁茂しすぎるため、収穫後の6月~7月中旬に再度、枝先を整えるように剪定する。
・ヤマモモの樹皮は「揚梅皮(ようばいひ)」と呼ばれ、動脈硬化や下痢の症状を緩和する作用がある。
・アメリカに自生するシロヤマモモの樹皮は打撲の薬に、果皮は蝋燭の材料となる。