ヤマボウシ(山法師)
別 名:コウサ、ヤマグワ
英 名:Kousa dogwood
花言葉:友情
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ヤマボウシは、春に花びらのような苞(ほう)が4枚、白く色付く様が、「法師(お坊さんが頭巾を被った姿)」に似ていることから名付けられた。
このため縁起がいいとする生産者、流通業者が最近見受けられるようになった。しかし、ヤマボウシは、その人気のわりには縁起が云々と言われていない樹種である。一般家庭で使われるようになって日が浅いからだろうか。
白い花が咲くヤマボウシを植える方角は北西あるいは北が吉。
ただし、「実がなる木は縁起が悪い」という説もあるが、実がならない木はほとんどないので・・・
ヤマボウシとは・・・
・本州以南に自生するミズキ科の落葉広葉樹。新緑、花、実、紅葉と楽しみが多いためか、近年は庭木や街路樹としての人気が高まってきた。
・植え場所はあまり選ばないが、夏の西日や乾燥は苦手とする。
・実は野鳥が好んで食べるが、マンゴーのような味がして人間が食べてもおいしい。実を収穫するには夏の水遣りをきちんと行う必要があるが、それでも年によって収穫量には差が出てしまう。
・自然樹形を楽しむ木であり、強い剪定は行なわない。やむを得ず剪定する場合は落葉期に枯れ枝や徒長枝を中心に軽く行なう。
・ヤマボウシは落葉(冬に葉を落とす)だが、常緑の「ホンコンエンシス」という品種もあり、人気が出ている。また、葉に模様の入った(斑入りの)「ウルフアイ」という品種も最近よく見かけるようになった。