ヤマブキ(山吹)
別 名:オモカゲグサ
英 名:Japanese Rose, Kerria
花言葉:崇高、気品がある
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ヤマブキを植える方角は西が吉。
絵の具や色鉛筆の「ヤマブキ色」は、この花からきているが、この色を大判小判の色に見立てて、時代劇では賄賂の隠語として使われる。
現代でも金運アップにヤマブキ色の財布がよいとするように、お金とは縁が深い植物であるが、「面影草」という別名も意味深である。
ヤマブキとは・・・
・関東地方以西に自生するバラ科の落葉広葉樹。植栽の適地は北海道南部から九州まで。
・夏季は月~5月で辺り一面が明るくなるほど鮮やかな黄金色の花を咲かせる。針葉樹林の下など薄暗い場所でも開花するため、庭造りの際も使い勝手がよい。
・日向~半日陰で山間の川沿いなど湿気のある土地に自生し、強い日差しや乾燥には弱い。
・株立ちに育つのが基本で、しなやかに伸びる緑色の枝が作る自然樹形を楽しむのが普通であり、剪定は枯れ枝を元から取り除く程度にする。刈り込みバサミで真ん丸にするような手入れは避ける。ただし、成長は早く、放置すれば高さは3m~4m程度に達するため、3年ほど経過した古い枝は元から切除する。
・一重咲き、八重咲き、シロヤマブキといった品種がある。もっとも品があるのは一重咲きだが、普通に見かけるヤマブキの多くは八重品種である。