ヤブコウジ(藪柑子)
別 名:十両、ヤブタチバナ、ヤマタチバナ
英 名:Japanese ardisia
花言葉:明日の幸福、ふくよかな愛
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ヤブコウジは晩秋から冬にかけて赤い実をつけるため、同様の性質を持つ万両、千両、百両(カラタチバナ)、一両(アリドオシ)と並んで、正月の縁起ものとして、寄せ植えなどに用いられる。
派手さはないものの、手間をかけずして赤い実を長い期間楽しめることや他の庭木の目元を覆うように使えるのが魅力か。
ヤブコウジとは・・・
・北海道南部以南の日本全国に自生するヤブコウジ科の常緑樹。日本のほか、朝鮮半島や中国にも見られる。
・地下茎によって株が大きくなるため、自然界では群生している。
・夏に白または薄ピンク色の小さな花を咲かせる。
・丈夫な性質で育て方は簡単だが、直射日光は苦手とし、明るい日陰を好む。また、耐寒性はあるものの、寒冷地では防寒が必要となる。
・剪定は特に必要としないが、環境によっては高さ30センチ程度まで育つため、他とのバランスが悪い場合、伸び過ぎた茎を根元から切除する。
・白実ヤブコウジ、三色ヤブコウジ、蔓コウジなどの品種がある。明治時代には珍品をめぐってブームが起こり、投機の対象とされた。