モッコク(木斛)
別 名:アカミノキ
英 名:Glabrous ternstroemia
花言葉:人情家
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「庭木の王」であるモッコクを植える方角は、東あるいは東南が吉。
モッコクの根元に千両と万両を植えて、「千両、万両、もってくる」と掛け合わせる説や、人間関係を「持つ、濃く」として縁起が良いとする説がある。また、名前に「も」が付く植木を植えると縁起が良いという話も職人の間で伝えられる。
たしかに、伝統的な庭造りにはモチノチ、モクセイ、モッコク、モミジなどが必須であるが、縁起云々より、造園の際にはこれらの庭木を用いた方が景観をまとめやすいのは確かである。
ただし、地方によってはモッコクを縁起が悪いとするところもある。
モッコクとは・・・
・関東地方南部以西の暖地に自生するツバキ科の常緑広葉樹
・日当たりを好むが、日陰でも耐える。大気汚染にも強い。
・成長は遅く、強い剪定には向かない。放任してても形が整う。ただし狭い庭では、その良さを味わいにくい。
・葉と葉が触れ合うほど混み合ったときや、風通しの悪い場所ではハマキムシの被害に遭いやすい。
・キク科のモッコウと混同されたことから、モッコクという名前がついたとか。