ムラサキシキブ (紫式部)
別 名:タマムラサキ、紫シキミ、ミムラサキ、コメゴメ
英 名:Japanese beauty berry
花言葉:聡明、愛され上手
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ムラサキシキブを植える方角は南が吉。
ムラサキシキブはその名のとおり「紫式部」のように、賢い女の子になるようにとの願いを込めて、女児の誕生祝いに植えられる。
「源氏物語」の作者とは関係がなく、かつては紫シキミ(あるいは実紫)として流通していたものが、江戸時代に園芸愛好家や職人たちの思惑によって改名された。
ムラサキシキブとは・・・
・北海道南西部から本州以西に自生するクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木。日本のほか、中国及び朝鮮半島にも見られる。
・原生地は水辺などの湿地が多く、乾燥を嫌う。基本的には日当たりを好むが、半日陰でも育てることができる。
・ムラサキシキブには、コムラサキ、オオムラサキシキブ、トサムラサキシキブなどの品種があるが、一般的にはコムラサキをムラサキシキブとして扱うことが多い。
・原種のムラサキシキブは大きくなり過ぎて(高さ2~3m)、花も少ない傾向がある。コムラサキはムラサキシキブに比べて花期がやや遅く、花と実を同時に鑑賞できることや、実がより密生することで人気がある。なお、白い実がなるシロシキブという品種がある。
・コムラサキは別名を「小式部(コシキブ)といい、これまた歌人の小式部内侍にちなむ。
・ムラサキシキブの実は、鳥が好んで食べることで知られる。干からびるとほんのりと甘い味がする。