マンリョウ(万両)
別 名:ヤブタチバナ、ハナタチバナ、コーラルベリー
英 名:coralberry
花言葉:財産、徳のある人
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マンリョウは縁起が良い植木として最もメジャーで、正月飾りなどでも御馴染みである。園芸品種が多い植物であり、植える方角は実の色(赤、白、黄色)によって異なる。
マンリョウ(赤い実)
→ 東、東南、南に植えるのが吉
シロミノマンリョウ(白い実)
→ 北西あるいは西に植えるのが吉
キミノマンリョウ(黄色い実)
→鬼門(北東)あるいは裏鬼門(南西)に植えるのが吉
正月の縁起物として店先に並ぶ「○両シリーズ」には、センリョウ(千両)、カラタチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)、アリドオシ(一両)があるが、実の量や大きさ、名前から言ってもマンリョウが一番人気。正月にはマンリョウの中でも特に大きな実のなる「宝船」という品種が数多く出回る。
マンリョウとは・・・
・関東地方以西の暖地に自生するヤブコウジ科の常緑樹
・やや湿った日陰を好み、成長は遅い。明るい日陰に植えると実がたくさんなる。いわゆる「忌地植物」で、他の植物を育てた後の土では生育が悪いとされる。また、踏圧に弱いため、人通りの多いところに植えるのは適さない。
・マンリョウは細かな剪定を行わない。ただし、年月を経ると、上部だけに葉があるヒョロヒョロとした格好になる。このような場合、4月中旬~5月上旬の時期に幹(茎)を途中で切断して、高さを調整するとよい。どこで切っても時期を間違えなれば復活する。
・姿形は似ていないが、千両と万両は、しばしば混同される。慣れれば容易に見分けがつくが、不慣れな方は、実が葉の上につくのがセンリョウ、葉の下につくのがマンリョウと覚えるとよい。万両の方が千両より重たいからと。