マンサク
別 名:キンロウバイ
英 名:Japanese witch hazel
花言葉:ひらめき、霊感、呪文、魔力
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マンサクをめぐっては、「万年豊作=まんさく」で縁起がいい、枝一杯に花が付く「満作」で縁起がいい、春に「まず咲く=まずさく」から縁起がいいと、おめでたい話が多い。
たくさんの黄色い花を付ける姿は、いかにもありがたく、西の方角に植えたくなる。
花の少ない時季に咲き、存在感があるためか、地方によっては、「マンサクの花が少ない年は凶作になる」とか「マンサクの花が上向きに咲いたら豊作になる」など、マンサクによって農作物の作況を占っていたとされる。
マンサク類をめぐるスピリチャルな話は日本にとどまらず、アメリカ先住民も、枝を占いの棒として使っていた。
マンサクとは・・・
・北海道から九州まで広く日本の山地に自生するマンサク科の落葉広葉樹
・日向を好み成長速度は普通。
・放置すると枝が上へ上へと向かっていく。庭木としての観賞価値を保つためには不要な枝を剪定する必要がある。剪定の適期は開花前の1月~2月か新梢の成長が一段落する7月ごろ。
・秋の紅葉(黄葉)も控えめながら奥ゆかしさがある。マンサクの葉はかつて止血剤として利用された。
・中国原産の「シナマンサク」との交配による園芸品種が豊富で、赤い花が咲くものもある。なお、近年人気のトキワマンサク、ベニバナトキワマンサクなど、生垣としてマンションのアプローチや公園で見かけるものは、マンサクとはまったくの別種。