マキ
別 名:─
英 名:Buddhist pine , Japanese yew
花言葉:
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マキは、古来から重用されている伝統的な庭木であり、南,南西,西に植えるのが吉。
千葉県ではイヌマキを県の木に指定しており、生産量も多いが、近年では日本向けではなく中国や台湾、香港への輸出が多いという。理由は風水にある。
常緑の力強さはもとより、玉散らしに仕立てられた古木の姿が龍のようで風水上も縁起がいいとされ特に人気が高い。
イヌマキ、ラカンマキ、コウヤマキなどの種類があるが、一般的には葉が小さいラカンマキが人気である。
蛇足だが、マキは墓に植えられることが多く、縁起が悪いという説もある。
イヌマキとは・・・
・千葉県以西の沿岸地に自生する常緑針葉樹。
・潮風、湿気に強く、日陰でも生育できるが、おおむね成長は遅い。
・生垣や仕立てものに使用される。
・雌雄異株で、メスの木になる黒紫色の実のようなもの(=花托)は、食べることができる。
コウヤマキとは・・・
・日本の固有類で元々は山地の岩場に自生している。
・高野山で多く見られ、高野山では「霊木」として保護されている。
・成長が緩やかで手入れが比較的簡単である。
・ヒマラヤスギ、ナンヨウスギとともに「世界三大庭園樹(世界三大公園木」)に数えられる。また、サワラ、ヒノキ、クロベ(ネズコ)、アスナロ(ヒバ)とともに「木曽五木」とされる。
・秋篠宮悠仁親王の「お印」とされている。
ラカンマキとは・・・
・イヌマキの変種であり、イヌマキよりも成長は遅い。
・イヌマキよりも葉が小さく、生垣により適している。
・イヌマキよりも値段は高め。