ホルトノキ(葡萄牙の木)
別 名:モガシ、ズクノキ、ヒチジョウ、ハボソノキ、オランダノキ
英 名:Quandong
花言葉:夫婦の愛
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沖縄では縁起の良い木とされ、好んで庭に植えられる。
葉はサカキのように神事に使ったり、正月飾りに使われることもある。
ホルトノキとは・・・
・アジア東部の暖地に自生するホルトノキ科の常緑広葉樹。日本では関東地方南部以西に自生する。
・暖地性であり、寒さには弱い。
・枝葉が密生し、高さは15~20mになる。クスノキと同じように、社寺に植えられたものが「ナンジャモンジャの木」と呼ばれ、直径1mを越す巨木もある。
・葉の形に大きな特徴はなく、ヤマモモに似ているが、古い葉が順に赤くなって落葉するため、一年中どこかの葉が紅葉しているのが特徴。
・ホルトノキという名前は「ポルトガルの木」から転化したものという説と、実がオリーブ(別名ホルトノキ)に似ているため、オリーブと勘違いされて名付けられたという説がある。
・あまり目立たないが6月~7月にかけて白い小さな花が咲く。また、秋から冬にかけて長さ2センチ程度の実ができる。でき始めは緑色で次第に黒紫色に変わる。上記のとおりオリーブと混同されていたが、オリーブオイルを採取することはできない。
・ホルトノキの樹皮や枝葉は染料に、材はシイタケのホダ木に使われる。
・ホルトノキを「熱帯スズラン」と呼ぶ生産者もいる。