ブドウ(葡萄)
別 名:ヨーロッパブドウ
英 名:Grape
花言葉:好意、信頼、陶酔
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ブドウを凶木とする風水師は多いが、ツルを力強く伸ばし、おいしい果実をたくさん付けることから豊かさの象徴や子宝や財産に恵まれるとする国の方が多い。
また、デザインとしても古今東西、いろいろな民芸品にブドウのモチーフが用いられているのは縁起が良い証左であろう。
ブドウとは・・・
・ペルシア地方(アジア西部)を原産とするブドウ科のつる性落葉低木。ウズベキスタン地方で「ブダウア」と呼ばれていたものがそのまま中国を経て日本に伝わった。
・人間との付き合いは古く、農耕文化の始まりと共に日常生活に取り入れられ、主にワイン(葡萄酒)の原料とすることを目的に栽培されてきた。果樹としては世界でもっとも生産量が多い。
・ブドウの品種はきわめて多いが、現代で主流になっているものは「マスカット」に代表されるヨーロッパ系と「デラウエア」に代表されるアメリカ系に大別される。ヨーロッパ系はより温暖な気候を好むためハウス栽培が多い一方、アメリカ系は寒さに強いため一般家庭でも栽培しやすい。日本人に馴染み深い「巨峰」はアメリカ系に属する。
・日本に伝わったのは1186年。以来、棚を作って栽培する日本独自のスタイルが編み出された。
・商用でなければ、どんなところで栽培しても問題ないが、生産性を求めるなら、日照時間が長くて湿度が低く、開花期に雨が少ない、そして夏の気温が高く、昼夜の温度差が激しい地方が適する。