ブッシュカン(仏手柑)
別 名:ブシュカン
英 名:Buddha's hand
花言葉:本当の私を見て
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初めて目撃すると、思わず二度見してしまうほど奇抜な形の実は、不気味な感じがあり、花言葉も意味深で恐ろしい。
しかし、名前のとおり、ブッシュカンの実は仏の手のような形(あるいは千手観音が持つ複数の手の形)とされ、正月飾りに用いられるなど、縁起が良いものとする。
ブッシュカンとは・・・
・インド及びヒマラヤ地方を原産地とするミカン科ミカン属の常緑低木。独特の形状や葉の香りを楽しむものとして日本でも江戸時代から親しまれる。実の形は様々で同じ種とは思えないほど様々なバリエーションの形がある。
・初夏には他のミカン類と同じような白い花を咲かせる。
・柑橘類だが、実はほとんどなく分厚い皮を剥いても中にはグレープフルーツの皮下にあるような白い綿があるのみで、他の柑橘類のような食べ方はできない。砂糖漬けした皮をジャムとして食べるのが一般的で、中国では胃腸炎や咳止めに効果がある生薬とする。
・インド原産の熱帯性であり寒さや乾燥には弱く、日本での庭植えは難しい。鉢植えとして管理するのが普通。常緑樹だが、冬の寒風に当たると葉を落とすこともある。生産が難しいため、観賞用といえども実の値段は高く、入手も難しめ。
・背丈は最大でも4m程度であり大木になることはない。また、枝はあまり分岐せず、単調な樹形になりやすい。