フヨウ(芙蓉)
別 名:モクフヨウ
英 名:Confederate rose / Cotton rose
花言葉:繊細な美しさ
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フヨウは時に美の象徴とされる縁起の良い木。
古くから水墨画や彫刻、陶磁器のデザインに用いられており、富士山を「芙蓉峰」と呼ぶのもその美しさからきている。
フヨウとは・・・
・日本及び中国を原産地とするアオイ科フヨウ属の落葉広葉樹。日本では九州、沖縄、中国に分布する。植栽適地は東北南部以南だが寒さにはやや弱く、関東以北では冬季に地上部が枯れる。
・夏の終わりから秋にかけて咲く花は直径10センチ以上にもなり見応えがある。いわゆる一日花で、朝に開花したものが夕方にはしぼんで落下するが、次々に花を咲かせるため株全体としての花期は長い。また、沖縄や台湾などの暖地では年二回(春と秋)開花する。
・同種のムクゲと混同されることもあるが、ムクゲに比べ、フヨウは葉も花もかなり大きく、慣れれば容易に見分けられる。
・花の色には白または薄ピンクがある。また、園芸品種のスイフヨウ(酔芙蓉)は、一日の間で花の色を白からピンクに変えるユニークな性質を持つ。また、近縁のアメリカフヨウは直径20センチもの花を咲かせる。
・日当たりと水はけの良い肥沃な場所を好む。アスファルトやコンクリートの隙間から顔を出しているようなフヨウもあるくらい丈夫な性質を持つ。高さは最大で4m程度となるため場合によっては剪定が必要となるが、その年の春から伸びた枝先に開花するため、剪定は冬季に行う。