ヒメリンゴ(姫林檎)
別 名:イヌリンゴ、ミカイドウ、コリンゴ
英 名:Chinese crub apple
花言葉:誘惑、名声
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ヒメリンゴは美しい実を無数につけることから、女子の前途を祈念して成人記念などに植栽される。
なお、ヒメリンゴを植える方角は東が吉とされる。
ヒメリンゴとは・・・
・ヨーロッパ及びアジアの広い地域を原産とするバラ科リンゴ属の落葉広葉樹。北海道から九州までの幅広い地方で庭木や鉢植えとして親しまれている。
・ズミとリンゴの交配種(エゾノコリンゴと中国原産のイヌリンゴの雑種とする説も)であるが、外見はリンゴというよりサクランボに近く、長い軸に艶やかな実がぶら下がる。残念ながら酸味や渋味が強過ぎて生食には向かず、観賞用あるいは果実酒に使うのが一般的である。
・開花期は初夏(5月~6月)で、直径3センチ程度の白い5弁花が葉の脇に咲く。開花当初は薄紅色だが、満開に近付くにつれ白色に変化していく。
・一般的な果樹とは異なり、枝が横に広がらないため、狭い庭にも適しており、盆栽にも利用される。剪定せずにおけば高さは最大で5m程度になるが、背丈が大きくなっても幹がなかなか太らず、強風に弱い。植え付けの際は、支柱を添えるのが無難である。
・確実な実をならせるには①傍にミヤマカイドウやリンゴの木を植える、②綿棒を使って人工的に受粉させる、③苗木を二本植えるという三つの方法がある。