ヒマラヤスギ
別 名:ヒマラヤシーダー、インディカシーダー
英 名:Himalayan cedar
花言葉:強さ、あなたのために生きる
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放任すれば高さ50mにもなるというヒマラヤスギの自然樹形は、雄大な円錐形で、その姿はいかにも神々しい。
ヒンドゥー教ではヒマラヤスギを聖なる木として崇拝し、ヒマラヤスギの森で修業をしたとされる。
ヒマラヤスギとは・・・
・ヒマラヤ及びアフガニスタンを原産とする常緑針葉樹。「スギ」とはいってもマツの仲間(マツ科ヒマラヤスギ属)で、葉がスギに似ているため名付けられた。近縁種にレバノンシーダーやアトラスシーダーがあるが、日本ではヒマラヤスギの植栽が群を抜く。
・自然樹形の美しさから、コウヤマキ、ナンヨウスギと並び「世界三大公園木」とされる。本来はあまり剪定せずに雄大な樹形を鑑賞したい。
・日本に渡来したのは明治時代の初頭で、かつては記念樹に用いられることも多く、学校や公園などにその名残を見ることができる。
・丈夫で成長も早く、あまり土壌を選ばないが、基本的には日当たりを好む。
・背丈が30m近くにもなる大木であるが、萌芽力があって刈り込みに強いため、生垣にも利用されるなど比較的剪定はしやすい。モミノキよりも高さを抑えやすいためクリスマスツリーとしても使うことができる(ただし、葉がチクチクして扱いづらい)
・ヒマラヤスギには時々、マツカレハ(マツケムシ)という毛虫がつく。冬期にコモを巻いて予防するか、薬剤を散布して駆除するのがベター。