ヒイラギ (柊、柊木)
別 名:ヒラギ、オニノメツキ
英 名:Chinese holly / False holly
花言葉:用心深さ、保護
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庭にヒイラギを植えることについては以下の説がある。
①鬼門除けのため、北東にヒイラギ、南西にナンテンを植えると良い。
②ヒイラギを植える方角は北西あるいは北が吉。
③「開き」に通じるので縁起が良い。
日本ではヒイラギの葉に、鬼が苦手とするイワシの頭を刺して玄関にぶらさげておき、節分に交換するという風習(「ヤイカガシ」という)がお馴染みである。
西洋では別種のセイヨウヒイラギ(英語名「ホーリー」)がクリスマスの装飾に使われるなど、ヒイラギは洋の東西を問わず縁起を担がれる。
ヒイラギとは・・・
・東アジアを原産とするモクセイ科の常緑広葉樹
・関東以西に自生するが寒さにも強い。ただし、成長は遅い。
・節分の鬼除けではなく、防犯上の理由からヒイラギを生垣として植えている家もあるが、これは実際のところ植木屋泣かせである。チクチクして厄介であり、切った枝を処分するのに難儀する。(昔は、とげが刺さって痛痒いのを「柊ぐ」と言ったそうで、これが語源になっている。)
・ヒイラギは病害虫にやられやすく、健康な葉を目にすることも少ないのが実感であり、鬼門除けや縁起に興味のない人にとっては、「なぜ、植えるのか?」と思われるものだが、実際のところ縁起を担いでる家は多い。