ヌルデ(白膠木)
別 名:ふしの木
英 名:Sumac
花言葉:華やか、壮麗、信仰
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ヌルデを植える方角は西が吉。
ヌルデは御幣や護摩木に使われている。護摩に参加すると「パチン、パチン」とポップコーンのように薪が燃えているが、ヌルデは多少水分を含んだ状態でも勢いよく燃える。
これを前向きに捉えて、縁起の良い木とされている。また、仏像の材料として使われることもある。
ヌルデとは・・・
・日本全国の山野に自生するウルシ科の落葉小高木。モミジやナナカマドとともに秋の紅葉の美しい代表的な樹木。ヤマウルシに似た葉を持ち、ウルシ同様、肌が弱い人はまれにかぶれる。
・日向の乾燥地を好み、成長はかなり早い。高さは6m程度まで達するが、幹や枝がまっすぐに伸びず、樹形が整いにくい。人為的に植えられることは稀で、自生のものの紅葉を楽しむことが多い。
・普段はあまり目立たないが、7月から8月にかけて、小さな花がたくさん集まった房状のもの(花序)を枝先に咲かせ、人目を引く。花序は長さ30センチほどで遠目からも目立つ。パッと見は大味の花だが、小さな一輪一輪は可憐で美しい。
・虫コブに寄生する昆虫の働きで、染料が採れる。また、虫コブから採取される「五倍子タンニン」は肌に吸着する効果があるため、ヌルデなどウルシ科の植物は、美白クリーム(照明クリーム)、ローション等の原材料になっている。