ニシキギ(錦木)
別 名:コマユミ、カミソリノキ、ソバノキ
英 名:Winged spindle tree,Burning bush
花言葉:深い愛情、危険な遊び
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願いがかなって「故郷に錦を飾る」にちなんで、ニシキギは縁起の良い木とされる。また、ニシキギを庭に植えると「鬼を退散させる」という言い伝えもある。
ニシキギとは・・・
・日本全国に自生するニシキギ科ニシキギ属の落葉広葉樹。秋の紅葉が美しく、モミジ、スズランノキとともに世界三大紅葉樹に数えられる。紅葉の美しさを「錦」に例えて命名された。秋にできる実も特徴的で観賞価値がある。
・かつて奥州では、男性が女性に惚れた際、ニシキギの枝を女性宅の戸口に立て、女性が同意すれば枝を屋内に取り込むという風習があった。枝を取り込んでくれるまで、夜毎に一本ずつ立て、千本になったら諦めるというルールもあったようで、花言葉もこれにちなむ。
・成長は早く、高さは最大で2m程度になる。暑さ寒さ、日陰に耐えるが紅葉を楽しむためには日向に植える必要がある。
・芽を出す力は強く、刈り込みに耐えるが、強い剪定は落葉期に行った方が無難である。
・ニシキギの最大の特徴は、他に例を見ないようなコルク質の枝にあり、英名もそこからきている。このコルク質の翼を黒焼きにしてご飯で練ったものは刺抜きの妙薬になり、患部に塗れば一晩で棘が抜けるという・・・。
・あまり目立たないものの、5月から6月にかけて淡緑色の小花を枝先に咲かせる。