ナシ(梨)
別 名:アリノミ(有実)
英 名:Sand pear
花言葉:博愛、和やかな愛情
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代表的な秋の味覚である梨だが、「凶木」つまり庭に植えない方がよいとされることが多い。白い花が咲くため、特に東はNGである。
凶とする理由の多くは「ナシ」という名に由来し、庭に植えると財産がなくなる、病人が出るなどとする。また、結婚式ではナシ(縁ナシ)を料理に使えないとする地方もある。
しかし、梨を鬼門(北東)に植えて「鬼門ナシ」とする習慣や、北が吉という説もある。
いずれにせよ多くは「ナシ」という縁起の悪そうな言葉をどう解釈するかで、地方によっては梨を「ありのみ(有りの実)」と呼ぶところもある。
ナシとは・・・
・日本、中国、ヨーロッパ等を原産地とするバラ科の落葉広葉樹
・日本ナシ、中国ナシ、西洋ナシの3種に大別されるが、日本では日本ナシの栽培が圧倒的である。また、日本梨は「赤梨」と「青梨」に大別され、前者の代表が「長十郎」、後者の代表が「二十世紀」
・「桃栗3年、花器年、梨の阿呆は13年」とも言われるが、実際は5~7年で実を結ぶ。
・ナシの実はクエン酸などを豊富に含み、疲労回復に効果がある。