トクサ(木賊、十草、砥草)
別 名:ヤスリグサ、ミガキグサ、ハミガキグサ
英 名:common horsetail / scoring rush
花言葉:率直、非凡
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樹木ではありませんが、日本庭園でよく見かけるトクサ
全身が茎だらけという風変わりなトクサは、表面がザラザラでヤスリ代わりになるため、庭師もハサミを研ぐのに使ったりしますが、これで金を磨くとピカピカになることから、お金を呼ぶ草として有難がられます。
トクサとは・・・
・北海道から本州中部の湿地に自生する常緑性のシダ植物。庭園においては池などの水周りに植えられる。また、一直線に伸びる姿が独特の雰囲気を醸し出すため、生け花やフラワーアレンジメント、盆栽の素材として使われることも多い。日本以外にも朝鮮半島、中国、北米、ヨーロッパなどに広く分布する。
・日当たりを好み、乾燥地でも生育可能だが、乾燥が激しいと上部から枯れ込む。強風にも弱い。環境に適応すれば高さ1m程度まで育ち、7月~8月ころにはツクシのような花が見られる。
・地下茎で増えるため、庭に植える場合はこまめに間引きするなどの管理が必要。雑草の王様「スギナ」に似たところがあるため、植え場所選びは慎重にする必要がある。
・別名のとおりトクサは歯磨きや爪磨きにも使うことができる。また、トクサを乾燥させたものは「もくぞく(木賊)」という生薬となり、解熱、止血などに効果があるされる。
・茎が黄色い品種や模様の入る品種がある。