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センダン(栴檀)
別 名:オウチ、パラソルツリー
英 名:chinaderry,white cedar
花言葉:意見の相違
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インドや中国では邪気を払う木とされ、日本でも雷避けとして植えられた。また、キリ(桐)の代用品として、女児の誕生とともに植栽し、結婚の際に材で箪笥をつくる風習もあった。
しかし一方、センダンを家の近くに植えると、病人が絶えない、家運が衰退するなどとし、縁起の悪い木と見做す説もある。
これは上述の邪気を払う霊力を利用して、センダンを墓地に植えたり、火葬の薪にしたり、獄門で「さらし首」をかけるために使ったことに由来するもので、センダンは「さらし首の木」とも呼ばれる。
センダンとは・・・
・主に四国から沖縄までの暖地に生えるセンダン科センダン属の落葉広葉樹。自生地は海岸付近の山野が多い。優良な材が器具や建築に使われることで知られる。
・10月ころに黄色く熟す実が数珠(=千珠(センダマ))を連ねたように見えることからセンダンと命名された。乾燥させた実は「苦棟子」という漢方薬になる。
・涼しげな葉と薄紫の小さな花が魅力的な庭木。成長が早く、鳥の羽のような枝葉を四方に広げる。手軽に木陰を作るための緑陰樹として学校などで利用される。また、潮風や湿地に強いため水辺の緑化にも適している。
・日向を好み、成長は早い。樹高は最大で15m程度になる。暖地生まれで比較的寒さに弱いが、温暖化の影響で植栽可能な地域が北上しつつある。
・葉に芳香があることで知られるビャクダンと混同されることもあるが、本種に芳香はない。樹皮や葉には有毒物質が含まれ、除虫対策に用いられる。