シラカシ(白樫)
別 名:クロカシ、ホソバガシ
英 名:oak
花言葉:勇気、力、長寿
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カシ類は「貸し(お金を貸す)」にかけて、人に貸すほどお金が貯まる縁起の良い木とすることが多い。
植える方角は諸説あるが、南西、西、東が吉とされる。
また、カシとカリンを一緒に植えて、「金は貸しても借りん。」とする語呂合わせも有名である。
ただし、マツとカシを一緒に西に植えるのは凶とする説もある。
シラカシとは・・・
・関東地方南部以西に自生するブナ科コナラ属の常緑広葉樹。関東地方では神社近くの鎮守の森などで普通に見られる。カシの仲間としては耐寒性があり、中国や朝鮮半島にも自生が見られる。
・シラカシとはいっても、葉や幹が白いわけではない。同属のアラカシに比べて材の色が淡くて薄いため名付けられたもので、外見からは分からない。別名の「クロカシ」は樹皮が褐色であることから。
・かつては観賞用ではなく、防風や防火のための生垣や建築用の木工材として植栽された。成長が早く、刈り込みにも強い。
・安価で入手しやすいが、放置すれば20m程度に達する。大木にならないよう管理が必要で、伝統的には、枝を短く仕立てた「寸胴仕立て」や株立ち状にした「棒ガシ」仕立てが有名だが、近年では自然風に仕立てることが多い。
・秋にできるドングリは長さ2センチ程度の球形に近い。渋すぎて生では食べられない。
・モチノキ、モッコク、モクセイ、シイとともに「五大庭木」の一つとされる。
・シラカシの材は緻密かつ弾力があるため木刀や様々な器具の素材として使われる。