シャリンバイ(車輪梅)
別 名:タチシャリンバイ、ハマモッコク
英 名:Yeddo-hawthorn
花言葉:純真
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シャリンバイは、前庭の東南に植えるのが吉とされる。
シャリンバイとは・・・
・西日本を中心とした沿岸地に自生するバラ科の常緑広葉樹。北海道、東北を除く全国各地に植栽できる。
・花が梅に似ていることと、葉っぱが車輪状に展開することから「車輪梅」と名付けられた。樹皮と根が大島紬の染料として使われることで知られる。
・日陰、大気汚染、塩害、そして刈り込みにも強く枝葉が密生するため、植栽適地であればたいていの場所で生垣として使用できる。自然樹形は球形で、放置しても丸くなる。
・海岸の砂礫や岩場にも自生するように、日当たりと水はけの良い土壌を好む。成長はやや遅く、また、幹が太くなるようなことはない。樹高は最大でも3~4m程度にとどまる。
・別名「ハマモッコク」のとおり、モッコクに似た肉厚な葉は光沢があって主張が強いため、上品さという点では他の花木に劣る。一般家庭よりはマンション、公園、工場、道路沿いなどの緑化樹として用いられることが多い。
・5月ころに開花する白い花はやや芳香がある。実は10月~11月にかけて熟し、ブルーベリーに似る。いわゆる果肉は少なく味もいま一つだが食べることはできる。
・マルバシャリンバイ、ヒメシャリンバイ、ホソバシャリンバイなどの種類があるが、家庭用では紅花、桃花種(特にペリドット)などの可憐な花に人気がある。なお、別名の「タチシャリンバイ」はマルバシャリンバイと区別するために名付けられたもの。