ザクロ(柘榴・石榴)
別 名:セキリュウ、ジャクロ、ハナザクロ
英 名:pomegranate tree
花言葉:子孫の守護、円熟した優美
|
ザクロの実は小さな実の集合体であることから、多くの国で子孫繁栄のシンボルとされ、庭に植えると「賢い子が生まれる。」という説もある。
仏教では、子供を食べる鬼神がお釈迦様にザクロを与えられて改心したという鬼子母神伝説があるが、日本では実の色や形状から以下のような説がある。
①凶木。特に南は運気を下げる。
②実が割れる(身が割れる)ため縁起が悪い。
ザクロとは・・・
・西南アジア(イラン・アフガニスタンなどのペルシャ地方)を原産とするザクロ科の落葉広葉樹で、平安時代に日本へ渡来した。温暖な気候を好み、東北地方南部以西に植栽できる。
・日向を好み、成長は早く、高さは6m程度に達する。結実するミザクロと花を観賞するためのハナザクロがあるため購入の際は留意する。
・樹皮が不規則に剥がれ、また幹が捻れるように育つため、古木になるほど味わい深い樹形となる。また秋の黄葉も美しい。
・5月~6月にかけてオレンジ色の花を咲かせる。花は一重のほか八重咲きの品種、ヒメザクロと呼ばれる小型のものもある。ただし、八重咲きは実がつかないものが多く、ヒメザクロの実は食べられない。
・肥料が多いほど枝が充実し花付きがよくなる。肥料負けしないことから「悪食のザクロ」と呼ばれる。
・種子の外皮は生食やシロップ(グレナデン)に利用される。樹皮は害虫駆除や染料に用いる。