サンシュユ(山茱萸)
別 名:春黄金花、ヤマグミ、アキサンゴ
英 名:Japanese cornel dogwood
花言葉:持続、敬慕、気丈な愛
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早春になると、木全体に淡い黄色(黄金色)の花をたくさんつけることから、ハルコガネバナと呼ばれ、縁起がいい。
マンサクとともに春を告げる代表的な花木だが紅葉や実も美しい。
サンシュユとは・・・
・ミズキ科ミズキ属の落葉広葉樹で原産地は中国あるいは朝鮮半島。日本には江戸時代中期に薬用植物として伝来した。花、実、紅葉のほか、不規則に樹皮が剥がれる幹も野趣があって面白い。
・日向を好み、成長は早い。耐寒性があり、土壌はあまり選ばないものの、日当たりが悪いと花つきが悪くなる。
・剪定に強いが、剪定を繰り返すと枝葉がゴツゴツとして見苦しくなるため、できれば自然樹形を楽しみたい。しかし、放置すると5~15mにもなるため、狭い庭では適宜切り詰めて枝を作り直す必要が生じる。また、大きめのコンテナで栽培する方法もよい。
・別名「秋珊瑚」が示すとおり、秋に楕円形の赤い実ができる。サンシュユの実は食べられなくもないが、渋すぎてお勧めできない。
・実を干したものは果実酒や生薬(強壮)に利用される。サンシュユ酒は疲労回復や冷え性に効果があるとされる。
・最近では果実が大きいセイヨウサンシュユ「ショリコ」や葉の縁にクリーム色の模様が入る「エレガンティシマ」という品種が出回っている。