サンゴジュ(珊瑚樹)
別 名:キサンゴ、ヤブサンゴ、ヤマジサ
英 名:Japanese coral tree
花言葉:端麗、負けず嫌い
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サンゴジュを植える方角は北西、北、北東が吉。
サンゴジュは葉や幹に含まれる水分が多いため、造園の教科書ではイチョウなどとともに火災よけの木(防火樹)にリストアップされている。
そこから転じて火災除けの願いを込めて植えられることもある。
なお、「サンゴジュが燃えない」ということではなく、多少、延焼を防ぐ効果があるということだ。
サンゴジュとは・・・
・千葉県以西の太平洋岸に自生するスイカズラ科ガマズミ属の常緑広葉樹。日本のほか、台湾にも植生が見られる。
・赤い果実が珊瑚のように見えることから命名されたが、管理人には珊瑚に見えない・・・。実期は8月から10月で成り始めの赤から黒へと徐々に変化する。
・6月から7月にかけて香りのある白い小花をたくさん咲かせる。
・日陰や潮風に強く、成長は早い。自生地では高さ20mほどに達するものもある。劣悪な環境にも耐え、都市部の幹線道路沿いに植えられることも多い。
・肉厚な葉が年間を通じて密生することから、防風樹、防火樹として生垣に利用されることも多い。遮音効果があるという説もあるが、その場合かなり大量に植える必要がある。
・花言葉は「負けず嫌い」だが、サンゴジュハムシ、マイマイガ等の被害に負けている個体が多く、特に都市部ではきれいな葉のサンゴジュを見かけることは少ない。