コノテガシワ(児の手柏)
別 名:側柏葉(ソクハクヨウ)、ハクシニン、
ハリギ、テガシワ、ソノテ、フタオモテ
英 名:Chinese arbortvitae
花言葉:生涯かわらぬ愛
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古代中国の歴史書「史記」にも「百木の長」として登場するコノテガシワは、風水でも代表的な「陽木」とされ縁起がよい。
原産地の中国では長寿の象徴として、寺院、墓地や廟に植栽されていることが多い。
直立した枝が、手のひらを立てたような形であることから命名されている。
コノテガシワとは・・・
・中国などを原産地とするヒノキ科コノテガシワ属の常緑針葉樹。日本では北海道南部から九州まで幅広く植栽できる。
・日当たりを好み、日陰では下枝の生育が不良となる。条件が良い場所では高さ10m程度まで育ち、横幅も相当に大きくなる。
・一般家庭でコンパクトなまま管理するには年数回の剪定が欠かせない。剪定はコニファー類同様、新芽を摘み取るような方法がベストだが、生育期の春~初秋にかけては刈り込みバサミで刈り込むこともできる。
・地域にもよるが、冬季には葉の色が茶色~銅色に変色することが多く、好みが分かれる。
・あまり目立たないが3月~4月にかけて小さな花が咲き、10月頃になって褐色の球果(小さなマツボックリのようなもの)ができる。
・葉は薬用となり、滋養強壮、止血に効果があるとされる。また、乾燥させたコノテガシワの葉を焼酎に浸し、ヘアトニック代わりに使うと抜け毛予防、育毛に効果があるとする民間療法がある。
・園芸品種には「エレガンティシマ」、「コレンスゴールド」、「オーレア・ナナ」、「フィリフォルミス」、「ローズタリス」、「ブッチャマン」などがある。品種によっては冬季に葉が銅色にならないものや背丈が1m程度で留まるものがある。なお、ホームセンターなどでは「エレガンテシマ(エレガンティシマ)」と混同されて売られていることも多い。