ゲッケイジュ (月桂樹)
別 名:ローリエ、ローレル、ベイリーフ
英 名:bay laurel、bay leaf など
花言葉:勝利、栄誉
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ゲッケイジュを植える方角は北西が吉。
聖書にも大洪水の後に鳩がくわえてきた縁起の良い木として登場するが、古代ギリシャでは、太陽神アポロに捧げられた木とされ、このゲッケイジュの葉を使って冠を作り、勝者を讃えた。 これにちなんで記念樹として植栽されることが多い。
また、ヨーロッパでは魔女、悪魔、雷などから人間を守る木とされ、多くの家庭で植栽されている。
ゲッケイジュとは・・・
・原産地を地中海沿岸部とするクスノキ科ゲッケイジュ属の常緑広葉樹で、明治時代に日本へ渡来した。暖地性であり日本での植え付けは関東以西となる。
・代表的な陽樹であり水はけのよい日向を好むが、丈夫な性質を持ち、屋上やベランダ、日陰など条件の悪い場所でも育てることができる。ただし、日照が少なすぎるところや風通しの悪い場所ではカイガラムシ、スス病の被害に遭いやすい。
・成長は早く刈り込みにもよく耐えるが、枝の出方は単調で、趣のある樹形にはならない。
・雌雄異株だが中国から渡来した金木犀と同様に日本には雌の株が少ない。春には黄色い小花を咲かせ、10月頃に実を熟す。実は直径1センチほとの球形で黒紫色。微かに香りがある。
・ゲッケイジュの葉は独特の香りを持ち、乾燥させたものは香辛料「ローリエ」あるいは「ベイリーフ」と呼ばれる。シチュー、カレー、ポトフなど料理の香り付けに利用される。