キンモクセイ(金木犀)
別 名:タンケイ、九里香
英 名:fragrant olive
花言葉:謙遜、気高い人、初恋、陶酔
|
キンモクセイを植えると縁起がよいとされる方角は多数ある。北東、東、東南、南西と適用範囲が広い。芳香が特徴的であることから、これらの方角のうち玄関付近に植えるのがお勧め。
日本では、キンモクセイは金婚式、ギンモクセイは銀婚式になぞらえて縁起が良いとすることもある。
キンモクセイとは・・・
・モクセイ科の常緑広葉樹で原産地は中国。
・江戸時代に日本へ渡来した。雌雄異株だが日本には雄株のみがやってきたため、日本で結実すること極稀。
・ギンモクセイが原種だが、一般的にモクセイといえばキンモクセイを指すようになった。また、イメージはだいぶ違うが、英語名にもあるように、オリーブとキンモクセイは仲間である。
・キンモクセイは多少の日陰にも耐えるが、基本的には日なたに植えたい。特に花を楽しむ場合、日陰では多くの開花は見込めない。
・キンモクセイの花期は意外に短く、雨が降るとあっという間に散ってしまう。その散り際の良さが花言葉「気高い人」につながる。
・生垣など、刈り込みに多用されているが、成長は遅めであり、強い剪定を行うと枝枯れを起こすこともある。特に下枝は大切にしたい。
・大気汚染に弱く、梅雨の降雨量が少ない年は葉に汚れがたまって花つきが悪くなるという職人もいる。
・漢字名「金木犀」の「犀」とは、動物のサイのこと。キンモクセイの幹肌がサイの足に似て?、金色の花が咲く木だから「金木犀」と名付けられた。
・中国ではキンモクセイを「雅な花」=「桂花」と呼ぶ。花弁をワインに漬け込んで「桂花陳酒」という酒を作ったり、乾燥させた花を茶、菓子、料理に使ったりと、キンモクセイを香料として活用している。