キンカン(金柑)
別 名:姫橘、キンキツ、マルキンカン、ヒメタチバナ
英 名:Kumquat,Cumquat
花言葉:思い出
|
キンカンを植える方角は西北、西が吉。
名前の由来にもなっている金色(黄色)の実が幸運を招くものとして知られるが、原産地の中国でも古くから幸運、大願成就、子孫繁栄を約束する木とされ、正月飾りには他の柑橘類とともにキンカンの鉢植えを用いる風習もある。
さらに縁起をかついだ「福寿キンカン」(「大実キンカン」)もあるが、これはキンカンとは別物で、小ぶりなミカンであり皮までは食べられない。
キンカンとは・・・
・ミカン科の常緑広葉樹で原産地は中国。
・6月~7月にかけて白い花を咲かせる。
・ミカンの仲間ではもっとも小さい実をつける。
・寒さや病害虫に強く、あまり土質を選ばないが生育は遅い。
・剪定に強く、盆栽にも用いられる。
・比較的簡単な手入れで収穫でき、皮ごと(あるいは皮だけ)食べられる貴重な柑橘類だが、品種によっては果肉の酸味が強いため、蜂蜜漬け、甘露煮、金柑酒などにする。果皮には甘みがあり、ビタミンも豊富である。
・「のど飴」や生薬の原料としても知られるが、かつてはハシカの特効薬として、乾燥させたキンカンの実をサイの角(犀角)や伊勢海老の殻などと合わせ、煎じて飲ませた。