キリ(桐)
別 名:花桐、桐の木
英 名:paulownia / empress tree / princess tree
花言葉:高尚
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春になると円錐状に紫色の花をつける姿が優雅なためか、西洋ではプリンセスツリーなどと呼ばれる。
日本でも平安時代の頃から尊重され、政府の紋章や装飾として用いられるようになった。
中国では霊鳥(フェニックス)の宿り木(本当はアオギリ)とされ、神秘的なイメージを持つ。
以上のことから、おおむね縁起が良い木とされるが、「それっキリ」で家が途絶えるので凶という説もある。
キリを植えるのは東南あるいは南の方角が吉とされる。南に植えると「難を切る」ので縁起が良いという俗説もある。いずれにせよ語呂合わせのしやすい名前ではある。
キリ(桐)とは・・・
・中国大陸原産と推定されるゴマノハグサ科の落葉広葉樹
・成長が極端に早く20年弱で成木になる。材は良質で軽く、加工しやすい上に狂いにくいため、箪笥、下駄、琵琶などの材料に使われる。
・かつては女の子が生まれたら、桐を植え、嫁入りの際には、これを用いてタンスを作って持たせるという風習があった。これは、高熱が加わると炭化して断熱材のような働きをする桐の性質を利用し、火事に備えたもの。
・名前の由来は単純であり、切っても切っても生えてくる「キリ」がない木であるためとされる。