キササゲ (雷電木)
別 名:カミナリササゲ、カタルパ
英 名:chinese catalpa
花言葉:夢見心地
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キササゲを植える方角は西が吉。
背が高く、横幅も大きくなりがちであるため、一般家庭で植えられることは少ないが、避雷針代わりの「雷除けの木」として、お寺や神社に植栽されることが多かった。
キササゲとは・・・
・ノウゼンカズラ科の落葉広葉樹。中国を原産地とする「トウキササゲ」、アメリカを原産とする「ハナキササゲ」及び「アメリカキササゲ」があり、花の形がそれぞれ異なる。
・古くから日本に渡来し野生化したものが、全国各地に見られる。土質はあまり選ばずに育つものの、基本的には河畔や谷筋などの湿地帯を好み、成長は早い。適地であれば樹高15m程度にまで達する。
・10月頃にできる巨大な豆の姿がササゲ豆に似ることから命名された。実の長さは30センチほどで褐色色。長い間、枝にぶら下がっており風変わりではあるが、キレイといえる景色ではない。
・薬用樹として伝わったものであり、毛の翼を持ったキササゲの種は「梓実(しじつ)」として、根は「梓白皮(しはくひ)」として生薬(主に腎臓病、利尿剤)に用いられる。
・キササゲの材は硬質かつ柔軟であることから、「百木の王」と称される。また、キササゲの若葉は食用となる。