キク(菊)
別 名:星見草、霜見草、イエギク
英 名:Florist's chrysanthemum
花言葉:高尚、高潔、高貴
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仏花としてのイメージが定着しているため、それ自体が縁起の悪い花のように扱われるが、かつては薬用に使われ、「長寿」のシンボルともされていた。
また、重陽の節句と呼ばれる旧暦の9月9日には、菊の花で邪気を払うために菊酒を飲むという習慣があった。
その他、菊に関する吉凶は以下の諸説あり。
①菊を植える方角は、西が吉。
②菊を家の南に植えると「難を聞く」(南を菊)で、よくないことが起こる。
③庭の四紳士として、梅、竹、蘭とともに風水では吉とする。特に黄色は余裕のある生活を意味し、幸運を招く。
キクとは・・・
・アジア東部を原産とするキク科の植物。日本には奈良時代に渡来した。
・一年のうち一番最後に咲く花として菊を「花の弟」という(ちなみに「花の兄」は梅。なぜ男性視するのかは不明)
・皇室の御紋、パスポート、50円玉など、菊がデザインされたものは多い。
・食用菊は、これを食すと不老長寿の効果があるとされたことから、天ぷら、お浸しなどにして親しまれる。
・大きな菊は庭に馴染みにくいため、園芸品種の「寒菊」や「姫小菊」がおすすめである。前者は花も葉も小型で霜に強く、花の少ない真冬に花を咲かせる。