カツラ(桂)
別 名:コウノキ、オオツカ、カモカツラ、オカズラ
英 名:Katsura tree , Japanese judas tree
花言葉:不変
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カツラを植える方角は南あるいは南西が吉。
ただし南、南西に大きな木を植えるのは縁起が悪いため、万が一倒れても家屋にかからない程度の高さに抑える。
ハート型の葉が人気のカツラであるが、まっすぐに天へ向かう姿は、昔から縁起が良いとされ、その材は、仏像の彫刻や囲碁・将棋の盤、表札などに使われる。
中国では桂の枝や幹の皮を薬用とし、長く服用すれば、「神に通じ、身を軽くして老いず!」との言い伝えがある。
カツラとは・・・
・カツラ科の落葉広葉樹で、日本全国の川沿いなど湿気のある場所に自生する。
・新緑、黄葉が綺麗で、落葉期でも幹肌が味わい深いなど年間を通じて観賞価値があり、シンボルツリーとしての人気も高い。
・日向でも耐えるが、どちらかといえば明るい日陰くらいが丁度いい。成長は早い。
・手を入れなくても端整な樹形になるが、一般家庭では大きくなり過ぎないよう剪定する必要がある。強い剪定にも耐えるが自然樹形をいかした手入れがベター。
・時折、葉の大きなカツラを見かける。個体にもよるが肥沃な土地で育てると葉が大型になり、黄葉もあまり美しくないことが多い。
・秋になって公園などを散歩していると、匂いだけで近くに桂の木があることが分かる。これは紅葉時季の葉に含まれる「マルトール」という成分が独特の香りを放つため。天然の香料として京都の銘菓「八つ橋」や抹香、化粧品に使用される。なお、カツラの語源は「香りが出る」ことを示す「香出(かず)」とされる。
・ハート型の葉で知られるカツラだが、なんと先端の葉は「スペード」型というサービス精神旺盛な庭木である。