カキ 縁起

カキ(柿)

別 名:カキノキ

英 名:Japanese persimmon tree

花言葉:自然美、優美

柿の木の縁起

中国語では柿という漢字を二つ並べると「物事がうまくいく。」という言葉と同じ発音になるため、掛け軸などのモチーフや、いろいろなグッズのデザインとして親しまれている。

 

日本でも「嘉来(かき/おめでたいことが来る)」と語呂合わせして縁起が良いとするのをはじめ、庭に柿を植えるのは吉とする説が多い。柿の縁起に関する主だった説は以下のとおり。

 

①お金を「かき集める。」という語呂合わせから、縁起が良い。

②どの方位でも吉。勢いよく茂れば家運はアップ。

③北西に植えると縁起が良い。

④東に植えると縁起が良い。

⑤食べると身体が「冷える」(カリウムによる利尿作用からか?)ことから、関係が冷えて「縁が遠くなる。」のでNG

⑥「鎮守様」が嫌うのでNG

 

また、工芸品等に用いられる黒柿(柿の品種ではなく、樹齢数百年の柿の心材に、墨汁で書いたような紋様が自然に入ったもの)は特に金運を招くとされる。

 

カキとは・・・

・中国や日本などを原産とするカキノキ科の落葉広葉樹。

 

・日向を好み、成長速度は早くも遅くもない。

 

・秋の味覚を代表する柿の実はビタミンやカロチンなどたくさんの栄養を含むが、日本や中国といった東洋固有の果実である。特に甘柿は鎌倉時代にできた日本独自のものであり、柿は渋いのが本来であった。なお、柿の木には、オスメスがない。


・柿の実は二日酔いに効果があるというのは有名だが、他にも、干し柿は霜焼を治すとか、干し柿に付いた白い粉が咳止めになるとか、柿渋は薄めて飲めば高血圧に効くとか・・・。また、食べた後に残るヘタは漢方薬「柿帝」となり、しゃっくりと止める妙薬になるという。

 

・実だけでなく、若葉もビタミンCをはじめ栄養が豊富であるためお茶や健康食品に用いられている。また、柿の葉は香りが良いため、鯖寿司を柿の葉で包んだものが「柿の葉寿司」として売られる。

 

・柿の木の剪定時期は12月上旬~2月で、実がなった枝を切り除き、新しい枝を残すのが基本。このため実を収穫する際に、枝ごと折るように収穫すると剪定の手間が省けるとされる。

 

・植木職人の間では、柿の木は折れやすいので、登るときは気を付けろと指導されるが、他と比べて特に折れやすいというほどではない。

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