カイドウ(海棠)
別 名:ハナカイドウ、スイシカイドウ
英 名:Flowering crab apple
花言葉:温和、美人の眠り
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カイドウを植える方角は東南が吉。
リンゴの仲間だが桜や桃に似た花は、中国において「美人の花」と称され、恋愛運をつかさどるとも言われる。楊貴妃にちなんだ故事から「眠れる花」とも呼ばれることもある。
カイドウとは・・・
・バラ科の落葉広葉樹で原産地は中国南西部。日本には江戸時代初期に渡来したとされる。
・葉の芽吹きと、ツボミの時期が重なるため、新緑とピンクのコントラストが美しい。実は球形で熟すと黄色くなる。
・日向を好み、成長は早い。樹高は3~4mに達する。乾燥には弱く、夏場は水遣りが必要となる。
・カイドウの剪定時期は、11~3月の落葉期で、花の見込めない長過ぎる枝を切り詰め、全体の形を乱す不要な枝を元から剪定する。また、春先に飛び出した枝(徒長枝)は成長が落ち着いた6月頃に元から剪定する。
・しかしながらカイドウを自然な形で剪定するのは難しい。枝が直線、直角的に、アンテナのように生えることが多く、四方にバランスよく伸びないからである。カイドウは、花を愛でるものと割り切って付き合う必要がある。
・花の色が淡いピンクの「ミカイドウ」や白っぽい「ノカイドウ」などの種類がある。シュウカイドウ(秋海棠)はベゴニア属の球根植物であり、カイドウとの直接の関連はない。カイドウに似た花を秋に咲かせることから名付けられた。