オモト(万年青)
別 名:まんねんせい
英 名:Rohdea japonica
花言葉:長寿、長命、相続、葬儀
|
一年中、葉が青々としていることから、漢字で「万年青」と書き、不老長寿などを象徴させ、古くから親しまれてきた。
「長寿草」、「縁起草」と呼ばれることもある。
引っ越し祝いや、新築祝いにオモトを贈る習慣が知られているが、これは徳川家康がオモトを持って江戸城に入城し、床の間に飾り、その後に徳川家が繁栄したことから、新居に最初に入れるものとしてオモトが相応しいとすることからきている。
世界中の観葉植物が入手できる現代では、オモトの存在感が小さくなっているが、こうした故事を紹介しつつ引っ越し祝いや新築祝いに贈呈すれば喜ばれるであろう。
最近は床の間がない家が多いため、玄関周りに飾ると縁起がよいとしている。
オモトとは・・・
・原産地を日本あるいは中国とする古典的な観葉植物で初心者にも育てやすい。当サイトは庭木のサイトであるが、オモトも土が凍らない地域なら地植えで栽培できる。古くからの庭ではオモトを下草として利用する例も見られる。
・オモトには1000種類以上の品種があり、葉の形や模様のバリエーションが豊富なためにコレクターの心をくすぐるようで、江戸時代から何度となくブームが沸き起こり、珍しいものは高値で取引されるほどであった。
・オモトの根茎は強心剤、利尿薬として漢方で用いられる。