オガタマノキ(招霊の木)
別 名:バナナツリー、トキワコブシ、ダイシコウ
英 名:banana shrub
花言葉:畏敬の念
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オガタマノキは招霊木とも呼ばれ、縁起の良い木とされる。
名前は「招霊(おきたま/おぎたま)」が転化したもので、日本原産のオガタマノキは神木として神社の境内に植栽され、サカキの代わりに神前に供える地方もある。
オガタマノキとは・・・
・モクレン科オガタマノキ属の落葉広葉樹で、関東地方以西の温暖な地に自生する。
・トキワコブシ(常葉辛夷)という名が示すとおり、モクレン科の中では稀な常緑樹であり、皮質の葉は光沢があって美しい。神事に使われるようになったのは、このあたりに要因が。
・成長は遅いが大きく育つため、一般家庭では鉢植えで管理するのが望ましい。
・バナナツリーという別名のとおり、3月~4月にかけてバナナの香りがする花が咲く。花はクリーム色で基部に紅の線が入って美しい。ただし、葉のよく茂る木であるため、花は目立ちにくい。
・一般家庭の庭木として普及しているのは、日本原産のオガタマノキではなく、カラタネオガタマ(=トウオガタマ)などの外来種。他にも雲南オガタマ、パープルクイーンなどの品種が好まれる。