エゴノキ(野茉莉)
別 名:チシャノキ、チサノキ、シャボンノキ、ロクロギ
英 名:Japanese snow bell
花言葉:壮大
スズランのような白い花が可憐で、かわいらしい実もなるとあって、時折、シンボルツリーにも使われるエゴノキだが、木全体に「エゴサポニン」という毒がある。
昔は実をすり潰して、その毒で魚を獲ったり、虫除けに使っていたため、「ドクモモ(毒桃)」という別名もある。
同じように毒のあるキョウチクトウ、アセビなどは凶木とされることが多いものの、エゴノキについては凶木とすることはない。
白い花が咲くため、東、東南、南は凶で、北が吉。ピンクの花が咲く品種も北側なら吉となる。
エゴノキとは・・・
・日本では北海道南部以南に自生するエゴノキ科の落葉樹。中国及び朝鮮半島にも見られる。実を食べると「えごい」味がすることからエゴノキと名付けられた(毒があるので飲み込んではいけません。)。
・初夏になると星型の花が無数に咲き誇って美しいが、集まってくる虫も数多い。特にハチには人気が高く、小さな子供がいる家庭では注意する必要がある。
・エゴノキはヨーロッパに紹介され、彼の地では「ベルツリー」として人気になっている。和洋問わず、他の庭木とも馴染むが、テラスやウッドデッキに単独で植えると、その魅力が引き立つ。
・基本的には自然樹形を楽しむ木だが、剪定によって背丈を抑えることはできる。剪定が手間の場合、あまり大きくならない「一才エゴノキ」という矮性種を選ぶのがベター。
・紅色の花が咲く「ベニバナエゴノキ」や枝が垂れる「シダレエゴノキ」という品種がある。ベニバナエゴノキのうちピンクチャイムという品種の人気が高い。